素人でもできる ZZR250プラグホール修正の方法、手順
2022/04/11
今回はバイクのプラグホールを直したい人向け。
自分はZZR250のプラグホール修理に「ヘリサート」(リコイルとも)を入れてみたので紹介したいと思います。
必要な工具は「ヘリサート(リコイル)キット」「ドリル」「タップハンドル」「各種六角レンチ」で、作業時間は約半日です。
- 必要な道具
- ヘリサート(リコイル)キット
- キャブレター
- タイヤ
- まとめ
もくじ
必要な道具
今回修理するのに必要になった道具は「ヘリサート(リコイル)キット」「ドリルチャック」「タップハンドル」「各種六角レンチ類」でした。
ドリルに関しては、なんでもおkですが、チャックは別途買う必要があると思います。
ヘリサートキットの選び方
ヘリサートはサイズがあります。
ZZR250のプラグホールは「M10」「P1.0」でした。他車種の場合はプラグの径とピッチを合わせて買うようにしてください。
また、ヘリサートの長さも考慮する必要があります。ZZR250の場合は「1D」を切り詰めて短くして入れました。
ドリルチャックの選び方
今回私が使ったヘリサートキットはM10ということもあって、標準のドリルチャックでは対応できませんでした。
使うキットのサイズによりますが、チャックがどの径まで対応できるかを確認しておきましょう。
ドリルに関しては、プラグホールの穴を拡大するだけなので力がなくても大丈夫です。
タップハンドル
ZZR250の場合、タップハンドルに関してはM10に対応するものを買いましょう。
Amazonのトップに出てくるたいていのタップハンドルはm10に対応しません。
使うヘリサートキットの径にあったタップハンドルを買いましょう。
各種六角レンチ類
六角レンチは、エンジンのヘッドをおろすために使いました。
ヘッドを組み立てる時はトルクレンチも必要です。
上に乗せたトルクレンチ、安いわりにいい感じに使えるのでおすすめです。
手順
おおまかな手順をまとめます。
- ヘッドを下す
- ドリルで一回り大きい穴をあける
- タップを立てる
- ヘリサートの長さを調整する
- ヘリサートを入れる
- エンジンを元に戻す
ヘッドをおろすのと、元に戻すのはここでは省略します。
ドリルで一回り大きい穴をあける
画像では横に倒していますが、最終的に上から穴をあけました。
ここで重要になるのが、プラグポールと同じ傾きで穴をあけることです。
ZZR250の場合、プラグホールがシリンダとヘッドの境界線と垂直に立っていませんでした。
またZZR250(DOHC)はプラグホールが長く、プラグを刺す向きと同じ方向にドリルを入れるのは大変です。
シリンダ側からドリルを立てるとうまくいくかもしれません。
オイルを使うのを忘れずに。
タップを立てる
タップはゆっくり、1回転したら半回転戻すぐらいの気持ちで入れましょう。
上にも書いた通り、シリンダ側からタップを立てました。
ここでもオイルを使います。
ヘリサートの長さを調整する
まずヘリサートをプラグに入れてみて、必要な長さを確かめます。
長い分はニッパーで切り落としました。
ZZR250の場合、3分の2ぐらいに調整しました。
ヘリサートを入れる
画像は出っ張りすぎです。もう少し奥側で止めましょう。
ヘリサートはゆっくりと、4分の1回転ずつ回しました。
急いで回すと、1段飛ばして入ってしまいます。
幸いにも、プラグホールは貫通しているので、失敗してそうだったら同じ向きに回し続けて取り外しましょう。
自分はねじロック剤を一応塗っておきました。
まとめ
今回は、ZZR250を例にプラグホールの修正手順、方法を紹介しました。
必要な工具は、「ヘリサート(リコイル)キット」「ドリルチャック」「タップハンドル」「各種六角レンチ類」でした。
くれぐれもケガには注意して施工してください。